行政機関 | 福島県郡山市役所 |
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福島県郡山市役所 様へ、マスプロ電工株式会社 様が開発・販売するCO2温湿度センサー端末 SGTHA-CO2(※以降、本文ではCO2センサーという)64台とデータ閲覧サービスが導入されました。郡山市は2019年に内閣府から「SDGs未来都市」として認定されており、「持続可能なまちづくり」に向けた先導的取組を実施しています。
今回、マスプロ電工 様のCO2センサーとデータ閲覧サービスは、庁舎内の環境を見える化することで空調設備の最適化を図り、さらなる省エネルギー化の推進を目的として導入されました。
庁舎内へ設置された端末
データ閲覧サービス
導入の目的
・庁舎内の空調環境を”見える化”し、空調設備の省エネルギー化を図る
課題
・作業員が測定ポイントを回り、時間がかかっていた
効果
・測定ポイントに作業員が行かなくとも、自動で温度・湿度・CO2の数値を把握することができるようになった
・コンセント不要で、自由に測定ポイントを設置することができるようになった
福島県郡山市では、「気候変動・地球温暖化」対策として「2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)を推進し、持続可能な社会(SDGs)の実現に向けて様々な取り組みを行っています。
その取り組みの一環として、庁舎の省エネルギー化を推進するために、「CO2温湿度センサー」と「データ閲覧サービス」が導入されました。温度・湿度・CO2濃度を自動で測定し、庁舎内の空気環境を見える化することで、過度な冷暖房を抑制したり、換気の促進、過換気の抑制をでき空調設備の最適化を図れます。
また、蓄積された計測データをもとに、空調が効きにくい場所などの傾向を知ることで、より効果的な設備設計を行え、ダウンサイジングにもつながります。
CO2 温湿度センサー端末(SGTHA-CO2)
庁内に設置されたCO2センサー
郡山市役所庁舎内に合計64台のCO2センサーが設置され、庁舎内の温度・湿度・CO2を自動で計測します。計測データはLPWA(Sigfox通信)によってクラウドへ送信され、計測結果をパソコンやタブレットなどでいつでも、どこからでも確認ができます。また、あらかじめ設定したしきい値から、温度・湿度・CO2濃度が外れた場合には、担当者へメールでお知らせし、すぐに対応ができます。
— CO2温湿度センサーを導入してみていかがでしたか?
今までは、作業員が測定ポイントを順番に回り、手間がかかっていました。CO2温湿度センサーを導入してからは、パソコン上で現場に行かなくても温度・湿度・CO2濃度を測定できるので、遠隔で確認しながら空調設備の運用に生かせる点は非常に魅力的でした。
また、逆に固定して設置するのではなくて、調べたいところを中心に動かしながら簡単に運用できるところも良いなと思いました。現時点では64台を固定して使っていますが、ある程度傾向が見えてきたら要望があったところや調べたいところを中心に動かしながら使うことで、より効果的に使えるんじゃないかなと思います。
— この製品を選んだ理由はなんですか?
コンセント不要で簡単に移動できることと、シンプルでわかりやすい料金プランが選んだ理由です。料金プランについては、1台あたりの金額で料金設定されているのはわかりやすくてよかったなと思います。
— 空調設備の最適化以外の効果はありましたか?
目的は省エネルギー化でしたが、我々の仕事の1つとして庁内の環境を良くすることもあります。
例えば、温度・湿度・CO2濃度の不快指数が高い状態で職員が働いたり、一般の方が来庁される状況は防がなければなりません。数値を見える化することにより、省エネルギー化と同時並行で庁内の環境を良くしていきたいと思っています。
— 今後の展望をお聞かせください
庁内管理でいうと空調設備の改修時期になります。温湿度センサーでデータを蓄積し、どの配置だと空調の効率が悪いのかなど現状把握し、より良い環境を整備していきたいです。
鈴弥洋行では、お客様のさまざまな課題に合わせ、幅広いソリューションを提案することができます。
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