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導入事例:株式会社サンキュー様

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“スタッフ全員が使える” ことを追求したアプリ設計で業務のDX化に成功。
集計作業が毎月10時間→5分に!

社名

株式会社サンキュー

事業内容

コインランドリー運営

店舗数

59店舗(2022年8月時点)

kintoneの開発、運営している株式会社サイボウズ 様でも事例が掲載されました。(2022/10/14)

https://cybozu.co.jp/tohoku/case/thankyou/

須賀川市にある「株式会社 サンキュー」様は福島県を中心に7県で59店舗の大型コインランドリーを運営しています。これまでは全店舗からの売上集計や勤怠報告を紙の帳票で運用していたため集計や転記に毎月10時間以上かかっていました。

そこで kintoneを使ってオンラインで報告 / 集計ができる仕組みを一緒に作ったところ、毎月の集計作業がたったの5分に!作業時間が99%削減できました。

「各店舗からの郵送での帳票回収」と「紙からexcelへの転記」 が課題の主な要因であることをつきとめ、店舗と本部が共通で参照できるオンライン上のデータ上に報告を入力する仕組みをkintone上で実現しました。

 

最も注力したのは“現場への浸透”です。店舗管理者は年齢が幅広いため、効率的なだけでなくわかりやすい仕組が必要でした。誰でもミスなく報告ができるアプリ設計を行い、段階的な運用によって59店舗全てで報告のデジタル化に成功しました。

各店舗からアプリでの報告により本部でリアルタイムに状況把握&集計が可能に。
“全社員が使える” シンプル設計で、ITが苦手な現場にもデジタル化が100%浸透しました。

紙での情報集約には、ムリ・ムダ・ムラが多いことを痛感していた

現在59店舗のコインランドリーを運営している株式会社サンキューでは当初、各店舗分「勤務管理業」「売上集計表」などをすべて紙の帳票に記入して月初に本部に送付するというかたちで情報の集約を行っていました。

これにより毎月10時間以上も集計作業に費やしていたり、各店舗の状況確認がリアルタイムにできないという問題や、紙帳票の管理上の手間などが発生しており、現場社員も本部社員も煩わしさを感じていました。

効率化に注力した初回導入は失敗…現場への浸透を主軸にした仕組みの再構築を行う

そこで、kintoneで報告アプリを作成し、報告の流れ自体のデジタル化を行いました。それを各店舗に導入して運用開始したのですが…最初はうまくいきませんでした。

現場からの不満や相談がかえって多くなってしまい一度目のデジタル化は失敗してしまいました。そして、次に意識したのは「全員が使えること」を目標にしたアプリ開発と導入フローの構築です。

現場の店舗管理者は年齢層も幅広くパソコンが苦手な方も多いため、スマホで完結できるフローの見直しを行い、アプリも「とにかくわかりやすい設計」「入力より選択項目を増やす」など “誰でも同品質でデジタル報告ができる “ことを意図した再構築を行いました。

段階的な現場への浸透を通じて、カイゼン&アプリを進化させながら全店舗に展開

1回目の導入は、59店舗すべてに一斉に展開してしまったことが失敗の原因でした。本社だけで運用を考えていると、どうしても現場との感覚のギャップが生まれてしまいます。

そこで、導入ハードルが低そうな店舗を選んで限定的に導入→現場の声を受けてカイゼンのサイクルを繰り返すことで、より現場での使い心地の良さを意識したアプリへと進化させながら徐々に対象店舗を広げていくことで、ついに100%全店舗への浸透を成功させました。

担当コンサルタントから

 

「できる部署からのスモールスタートとマニュアル不要のシンプルさが成功のカギ」

サンキュー様には、アプリ自体の構成ももちろんですが、社内での展開がうまく進むように特に意識してサポートを行いました。パソコンが苦手な人でもスマホだけで完結できるように、そしてマニュアルを用意しなくても1回の説明会だけで使えてしまうほどのシンプルなアプリにすることで現場への IT 導入ハードルを下げる方法をお客様と一緒に構築していきました。